朝晩の風もひんやりと冷たく感じられるようになりました。
今回は季節の変わり目などに特に起こりやすい偏頭痛について紹介します。
片頭痛とは、こめかみ部分の動脈や脳の血管が広がり、その周辺の神経が刺激されて起こる頭痛です。
主に頭の片側にズキンズキンと脈打つように痛むのが特徴ですが、両側に痛みを感じる方も少なくありません。
痛む時間は4〜72時間程度です。また、頭痛が始まると、寝込んだりして生活に支障をきたしたり、吐き気や光・音に耐えられなくなることもあります。
頭痛前に、チカチカした光が視界に現れることもあります(閃輝暗点:せんきあんてん)。
〜主な原因〜
●ストレスから解放されたときの緊張緩和 緊張からの解放は、急な血管拡張につながります。
●不規則な睡眠 寝不足・寝過ぎ、どちらも悪影響です。
●女性ホルモンの変動 主に片頭痛は20代~40代の女性に多く見られ、生理中および生理の前後に片頭痛で悩まされる女性が多いです。
●気候の変化 気温・気圧の変化が起こる季節の変わり目などには注意が必要です。
〜対処法と予防法〜
○片頭痛の前兆が起きたら早めに薬の準備をしましょう。
○片頭痛は患部を冷やす事が効果的です。温めたり、揉んだりすると逆効果になります。
○音や光に敏感になるため、にぎやかな場所は避け、暗い静かな場所で休みましょう。
○睡眠など、規則正しい生活を心がけましょう。
○コーヒーやお茶に含まれるカフェインは、血管収縮作用があるため頭痛を抑える効果があると言われています。ただし、飲みすぎると頭痛が悪化する場合があるので注意しましょう。 ○マグネシウムは、玄米・納豆・ヒジキ等に多く含まれ、血管の痙攣等を防ぐ効果があると言われています。 ○ビタミンB2は、牛・豚のレバー・卵黄等に含まれ、血流を良くする働きがあります。
このように偏頭痛は、日常の中で十分に対処可能です。
特に重要なことは、日頃のちょっとした変化に気づくことです。
その変化に気づくことで、痛みの起こる前に対処が可能です。
しかし・・・
いざ自身の身体の変化に敏感になろうと言われてもすぐにはできません。
そんな時こそ、当院の鍼灸治療はいかがでしょうか?
患者さん一人ひとりの体調にあった診療をしています。診療の中で得た情報を患者さんに分かりやすく伝え日常生活のアドバイスも行なっています。
この機会にぜひ一度鍼灸治療をうけてみませんか?
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